すき焼きにトマトを入れてさっぱり食べよう!おすすめレシピや具材、栄養について紹介
すき焼きにトマトを入れたことはありますか?牛肉の脂とトマトの爽やかさがマッチして、ひと味違うすき焼きを楽しめます。
また、トマトを入れることで栄養価もアップするので、健康に気を使っているかたにもおすすめです。
今回は、トマト入りすき焼きのレシピや栄養価などについて詳しく解説します。
すき焼きにトマトを入れるとさっぱり美味しい!
すき焼きにトマトを入れると、酸味が加わるのでさっぱり食べられます。牛肉の脂が少ししつこいと感じる方は、トマトを入れてみるのがおすすめです。
また、トマトは加熱すると甘みが増すため、そのまま食べるほどの酸味は感じられません。小さなお子様でも食べやすいでしょう。
トマトは夏がシーズンですが、年間を通してスーパーで手に入ります。それほど高価な食材ではないので、ぜひ試してみてください。
トマトすき焼きのレシピを紹介
ここでは、材料に牛肉とトマトだけを使ったすき焼きの作り方を紹介します。なお、こちらのレシピは「DELISH KITCHEN」を参考にしています。
材料(2人分)
- 牛肉(すき焼き用):200~300g
- トマト:2個
- 玉ねぎ:1/2個
- 牛脂
【割り下】
- 酒:大さじ1
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 水:100cc
作り方
- トマトはヘタを取り除き、放射状に8等分に切る。多面技は繊維に沿って1cm幅に切る
- 割り下の材料を混ぜておく
- 鍋に牛脂を熱して牛肉と玉ねぎを焼き付ける。割り下を入れてさらに煮る。アクが出たら取り除き、トマトを加える
- 器に卵を割って溶き、つけて食べる
おすすめの具材
上のレシピは牛肉とトマト、玉ねぎだけのシンプルなものだけを入れています。しかし、その他にすき焼きの定番の具材を入れても美味しく食べられます。
たとえば、
- 焼き豆腐
- しいたけ
- しらたき
- 春菊
- ねぎ
- 白菜
など。
また、トマトを入れると洋風になるので、以下のような具材を入れて和風のガラッと雰囲気を変えるのもおすすめです。
- バジル
- にんにく
- パプリカ
- クレソン
洋風にするなら、牛脂ではなくオリーブオイルを使うと良いでしょう。
市販のすき焼きのタレやトマト缶を使っても
割り下を自分で作らなくても、市販のすき焼きのタレを使えば簡単に作れます。
また、生のトマトではなくトマト缶を使うと、また違った雰囲気のすき焼きを味わえます。トマト缶を使うと煮汁が多めになるので、シメにパスタを選ぶとよくからむでしょう。
さまざまなアレンジを楽しめるのは、すき焼きの魅力のひとつです。
トマトは栄養が豊富!すき焼きに入れるメリット
すき焼きにトマトを入れるメリットを3つ紹介します。
- 抗酸化作用のあるリコピンが含まれている
- 油と一緒に調理すると吸収率がアップする
- 旨味成分が豊富に含まれている
1つずつ解説します。
抗酸化作用のあるリコピンが含まれている
トマトの赤い色素「リコピン」は、抗酸化作用があります。活性酸素により生じる老化や免疫機能の低下を防ぐ効果が期待できます。
また、リコピンにはがんの予防にも力を発揮すると言われており、実際にトマトの摂取量が多い北イタリアでは大腸がんや胃がんといった消化器系のがんの発生率が他の地域に比べると60%ほど低いというデータもあるようです。
なお、リコピンはトマトの熟成度によって異なります。完熟したトマトのほうがリコピンが豊富なので、健康を目的にトマトを入れるなら熟したものを選ぶのがおすすめです。
ビタミンCやEも豊富で、風邪予防や美肌効果が期待できます。
油と一緒に調理すると吸収率がアップする
トマトに含まれるリコピンは、加熱することにより細胞膜が壊れて吸収されやすくなります。なお、リコピンは脂溶性のため、油と一緒に調理すると吸収率がアップ。トマトは、牛肉の脂を楽しむすき焼きと相性抜群と言えます。
旨味成分が豊富に含まれている
トマトは、旨味成分のグルタミン酸とグアニルが含まれています。グルタミン酸は脳の機能の活性化にも役立つ栄養素です。
グアニル酸はしいたけに多く含まれる栄養素で、一部の食品にしか含まれていないのが特徴です。グアニル酸は血液をサラサラにする効果も期待できます。グアニル酸は加熱調理によって増加します。
なお、熟したトマトのほうがグルタミン酸を多く含むので、旨味アップを目的にする場合は熟成度が進んでいるものを選ぶといいでしょう。
トマトすき焼きに関するQ&A
トマトのすき焼きに関するよくある疑問を2つ紹介します。
- トマトすき焼きはまずいって聞くけど本当?
- おすすめの〆は?
それぞれ回答していきます。
トマトすき焼きはまずいって聞くけど本当?
トマトのすき焼きというと「まずい」という人もいます。どんな食べ物でも万人が美味しいというものは存在しないので、まずいと思うかどうかは人によって異なるでしょう。
しかし、甘いすき焼きが好きな人にとっては、トマトの酸味が味の邪魔をしてあまり美味しくないと感じる可能性があります。また、トマトを入れると慣れ親しんだすき焼きの味ではなくなるため、違和感を覚えるかもしれません。
ただし、トマトには旨味成分が含まれているため基本的にまずくなることは無いと言えます。味が不安な方は、トマトを入れすぎないようにして様子を見ながら増やしていくといいでしょう。また、熟したトマトと若いトマトでも味が違ってくるため、好みのトマトを選ぶといいでしょう。
甘みの強い品種やミニトマトを入れたり、生のトマトではなくホールトマト缶を使ったりするのもおすすめです。
おすすめの〆は?
トマトを入れたすき焼きは洋風になるので、〆にはパスタがぴったり。〆に合わせてオリーブオイルを使ったりニンニクやバジルを入れたりして始めから洋風に作るのもいいでしょう。
チーズを入れるとチーズの酸味もまろやかになってより美味しさがアップします。ご飯を入れてリゾットにするのもおすすめ。
すき焼きにトマトを入れて楽しもう!加茂川の美味しいお肉がおすすめ
すき焼きにトマトを入れると、一味違った味わいを楽しめます。抗酸化作用のあるリコピンが豊富なので、栄養価もアップします。また、トマトは加熱することで旨味成分が増えるという特徴も。どの季節でもスーパーで手に入る野菜なので、ぜひすき焼きに取り入れてみてください。
なお、すき焼きに欠かせないのが美味しい牛肉です。130年以上の歴史を持つ老舗の加茂川では熊本の高品質なお肉をお届けしています。熊本のブランド牛である赤牛や黒毛和牛、味彩牛などのすき焼き用のお肉(肩ロース)は400gと800gから選択可能です。特製割り下とのセットも用意しているので、美味しいすき焼きを手軽に作れます。
オンラインショッピングでは、すき焼き用の肉以外にも大人気の馬刺しや豚肉、ハンバーグセットなども販売しています。贈答品としてのし対応もしておりますので、ぜひご利用ください。
【参考書籍】
『一生役立つきちんとわかる栄養学』
『栄養学の基本がまるごとわかる事典』