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ハンバーグ作りは何かと大変!老舗精肉店直伝の「簡単に美味しくつくるコツ6つ」

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「捏ねて焼くだけだから簡単!」という声がある一方で、ハンバーグづくりは大変だ、負担だと感じる人もいます。

ハンバーグ作り一つひとつの工程はシンプルでも、すべてをこなすとなると…大変。細かい「大変」が積み重なり、大変の何乗になる、そんな料理かもしれません。

今回はハンバーグ作りが大変な理由をあらためて整理し、どうやればもっと簡単に美味しいハンバーグがつくれるのかを考えてみます。

ご自宅でレストラン級のハンバーグが食べられる日は、きっとやってきます。今日がその一歩となりますように。

ハンバーグ作りは大変!その理由8つ

ハンバーグ作りが大変な理由を8つ、調査からピックアップしました。あなたが大変だと感じるのは、どの工程ですか?

玉ねぎのみじん切りが大変

まずはハンバーグに欠かせない、玉ねぎのみじん切りに注目します。ハンバーグ作りの最初に登場する工程なだけに、「みじん切りが大変」とハンバーグ作りを断念する人も少なくなさそうです。

  • 細かく刻みたいのに、目にしみて涙が止まらない!
  • 刻んだ玉ねぎが、まな板から飛び散る!

玉ねぎのみじん切りには、そんな大変さがあります。

番外編としては「玉ねぎの皮むきが大変」との声もありました。

炒め玉ねぎをつくるのが大変

玉ねぎをみじん切りにしたら、次は炒めます。よく「きつね色~飴色」になるまで炒める、といいますね。
この炒め作業も、時間がかかって大変です。

家族の人数が多いほど炒める玉ねぎの量も増え、なかなか水気が飛ばず困りませんか。
「細かく刻めば早くあめ色になる」と聞いても、細かく刻むのがまた大変だし…と、堂々巡りに陥ります。

粘り気が出るまで捏ねるのが大変

ハンバーグ作りの大切な工程「捏ね」。ボウルに材料を入れ、肉から粘り気が十分に出るまで、ひたすら捏ねます。

これがなかなかの重労働!

徐々に粘り気を増す肉は重みを持ち、腕にかかる負担も相当です。ボウルの底面が作業台の上でガタガタし、捏ねにくくなるのが困るという人もいるのではないでしょうか。

かといって肉をまな板に出し、パン生地のように体重をかけて捏ねるわけにもいきません。結局上手な捏ね方がわからず「捏ね作業が大変」と感じる人もいます。

また肉を捏ねる作業は、手がベタベタになるのが嫌だという声もありました。肉の脂は洗っても落ちにくく、作業効率が落ちるのも悩ましいポイントです。

きれいに成形するのが大変

美味しそうな形をつくる工程もまた、大変さを持っています。肉が手にベタベタとくっつき、なかなかきれいに丸くなってくれません。

ほかにも次のような悩みは、誰もが一度は経験あるのではないでしょうか。

  • 上手に丸く成形できない
  • 厚みが均等にならない
  • 大きさが揃わない
  • いつも割れ目ができてしまう

成形した段階ではきれいな楕円形をしていたのに、焼くといびつになってしまうというコメントも見られました。

火の通り加減・焼き加減の見極めが大変

ハンバーグは焼き加減が難しい料理です。

中心部までしっかりと火を通さないといけない一方で、焼き過ぎると肉汁が流れだしてパサパサの食感になります。
絶妙な火の通り加減がわかりにくい点を、ハンバーグ作り最大の大変さと感じる人もいます。

ハンバーグに火が通ったかを確認するには、竹串を刺して調べます。透明な肉汁が出てきたら火が通った合図、赤味を帯びた肉汁が出たら加熱不十分、という方法です。

しかしハンバーグ作りになれないうちは、この竹串を刺すのにも勇気が必要ではありませんか?
火の通り加減を確かめようと何度も竹串を刺すうちに、内部の肉汁が全部流れてしまったらどうしよう、と心配してしまうのです。

ソースづくりが大変

ハンバーグのソースは、実に多彩なバリエーションがあります。

ケチャップとウスターソースを混ぜた昔ながらの王道ソースや、デミグラスを煮込んで作る欧風ソース、大根おろしや醤油を使った和風ソース、ポン酢やバルサミコ酢のさっぱりソース、チーズソース、トマトソース、ホワイトソース、オニオンソース、赤ワインソース……、数え上げればきりがありません。

この豊富なソースバリエーションも、ハンバーグ作りのハードルを上げる一因になりえます。

「手抜きだと思われたくない」「たまには目先の違うソースにしたい」と思考を巡らすうちに、どのソースが合うのか決められなくなったり、ソース作りにも工程がかかり面倒になってしまったりします。

せっかくハンバーグが上手に焼けても、ソースで失敗しては美味しく仕上がりません。ソースはハンバーグ作りの最後の関門ともいえる、大変なポイントです。

付け合わせ野菜も地味に大変

付け合わせ作りを「大変だ」と感じたことはないでしょうか。

ハンバーグは付け合わせ次第で、よりグレードアップして見えます。せっかく作ったハンバーグ、もっと美味しそうに見せるためにも付け合わせはほしいところ。

しかしハンバーグとソースを作って、さらに付け合わせまで…「もう大変!」が本心かもしれません。

家族の好みに合わせるのが大変

ハンバーグは人によって好みがわかれやすい料理です。味付けはもちろん、焼きか煮込みか、焼き加減は、厚みは、硬さ・柔らかさは…と、自分のこだわりを持つ人は多いものです。

家族の一人ひとりが、異なる好みを主張するケースもあるでしょう。「息子は粗びきでガッツリが好み、娘はふんわり煮込みが好き…」と、それぞれの口に合うハンバーグを作りわけるのは、プロでも大変です。

ハンバーグ作りの大変さを軽減するコツ6つ

大変な工程も多いハンバーグ。しかし、大変さを吹き飛ばす美味しさが詰まっているのも、ハンバーグです。

ハンバーグ作りの大変さを軽減するコツを7つ、紹介します。「いいかも!」と感じたものは積極的に取り入れてみてください。

家庭のハンバーグ作りのハードルが下がり、もっと日常的に気軽に楽しめるようになりますよ。

玉ねぎは「フードプロセッサー」「電子レンジ」をフル活用

涙が出る玉ねぎ刻みは、フードプロセッサーを活用しましょう。スピード調節機能がついたフードプロセッサーなら、粗みじん切りからペースト状まで自在にカットできます。

もっと手軽にみじん切りをするなら、フードチョッパーがおすすめです。フードチョッパーはみじん切り器のことで、みじん切りに特化したシンプルな道具です。

紐を引っ張るタイプやハンドルを回すタイプ、蓋を押す遠心力でカットするプッシュタイプなど、さまざまなタイプがあります。

半透明の炒め玉ねぎを時短で作るなら、電子レンジを使いましょう。みじん切りにした玉ねぎにサラダ油かオリーブオイルをひと回しかけ、600Wの電子レンジで3分ほど加熱します。
全体を混ぜたらラップをかけずに、600Wで5分再加熱。

お皿に広げて粗熱をとれば、半透明の炒め玉ねぎの完成です。玉ねぎがコンロを占拠しないので、加熱している間に付け合わせ野菜も作れます。

パン粉の代わりに「ちぎった食パン」もおすすめ

肉だねのつなぎに入れるパン粉の代わりに、ちぎった食パンを使ってみましょう。パン粉よりも水分や牛乳を素早く吸収し、スピーディーにしっとりしたハンバーグが作れます。

食パンは、やや硬くなったものでも構いません。手でちぎりにくい場合は、包丁で1~1.5cm角にカットしてから、牛乳に浸してください。

捏ねるボウルは「琺瑯 or 耐熱ガラス」で洗い物を楽に

「ハンバーグを作ると、ギトギトの洗い物がたくさん出て大変」と感じる人は、肉を捏ねるボウルに一工夫してみましょう。

ボウルは素材によって、油汚れの落ちやすさが違います。

おすすめできない素材は、プラスチックです。肉特有のギトギトが表面にこびりつき、二度や三度洗ったくらいではすっきりと落ちません。
ステンレスのボウルも、油汚れは落ちにくいですね。

ハンバーグの捏ね作業に向いている素材は、琺瑯(ホウロウ)か耐熱ガラスです。

少量の洗剤で洗うだけで汚れが落ち、洗い物のストレスが軽減できますよ。

成形は「切れ目を作らない」「空気をしっかり抜く」

ハンバーグの形がいつも崩れてしまう場合は、次の2点を意識してみましょう。

  • 空気をしっかり抜く
  • 縁に切れ目を作らない

縁の切れ目や内部の空気は、焼いた時に型崩れする原因になります。

ハンバーグは両手の平に交互に乗せ、中の空気をしっかり抜きながら成形しましょう。最後にハンバーグの縁を整え、切れ目がないようにします。

また縁に切れ目があると、そこから内部の肉汁が流れだしてしまいます。指先を使って丁寧に、形を整えましょう。

焼きはオーブン併用で失敗知らず

肉は、65℃を超えると焼き縮み、肉汁が流出します。しかしフライパンでハンバーグに最適な温度を維持するのは、実は難易度が高め。

失敗しないハンバーグ作りは、オーブンの利用がおすすめです。

まずフライパンで表面をサッと焼き、うま味を中に閉じ込めます。その後、予熱しておいたオーブンに入れて、じっくりと火を通してみてください。

オーブンはハンバーグ全体に、じわじわと熱を加えます。焼き縮みを起こさず、肉汁を内部に閉じ込めたまま、しっかりと火が通ったお店のような焼き上がりになります。

ソースは家庭の鉄板レシピをつくる

ソースは、家庭ごとに好みが分かれるポイント。何種類か試して「我が家の鉄板の味」を決めてしまいましょう。

家族全員が好きなソースの味が決まれば、ハンバーグを作るたびに迷うこともなくなります。

「たまには違う味で食べたい」という場合は、市販のソースの利用もおすすめです。肉の専門店やハンバーグ専門店で販売している、気になるソースを試すのも楽しい時間になるでしょう。

ハンバーグにまつわるQ&A

ハンバーグを作るときに迷いやすいポイントや保存方法、アレンジレシピなどを紹介します。

Q.ハンバーグの冷凍は焼く前?焼いてから?

A.ハンバーグとして食べるときは「焼いてから冷凍」、アレンジするなら「生のまま冷凍」がおすすめです。

一度焼いておくと、肉汁が中から流れ出なくなります。ハンバーグのジューシーさと美味しさが保たれます。

一方、別の料理にアレンジする可能性がある場合は、生のまま冷凍しましょう。余ったタネを成形せずに冷凍しておけば、ロールキャベツや肉団子にもできます。

日持ちは以下の通りです。

  • 焼いてから冷凍:1か月程度
  • 生のまま冷凍:2週間程度

Q.崩れたハンバーグはどうすればいい?

A.崩れてしまったハンバーグは、他のメニューにアレンジして美味しくいただきましょう。

崩れたハンバーグのアレンジには、以下のメニューがおすすめです。

  • 煮込みハンバーグ
  • ミートソース
  • そぼろ
  • コロッケ
  • タコライス
  • ドリア など

やはりハンバーグは、きれいな円形をしていてこそ食欲がそそられます。崩れたハンバーグは思い切って、形を変えた別の料理にしてみましょう。

Q.美味しいハンバーグがつくれるお肉は?

A.王道は牛ひき肉。合いびき肉もおすすめです。

ハンバーグに最適な肉は、牛のひき肉です。比較的水分が少ないため、肉の旨みが全面に出たしっかりとした味わいのハンバーグになります。

牛と豚の合いひき肉は、コスパを重視したいハンバーグに向いています。牛の力強さと豚の口どけの良さが合わさり、バランスの良い味わいになります。

またひき肉は、挽き方(肉の細かさ)によっても、仕上がりが変わります。粗目のひき肉は肉の食感が残った食べ応えのあるハンバーグに、細かいひき肉ならお子さんでも食べやすい柔らかなハンバーグになります。

手軽に美味しいハンバーグなら熊本・加茂川のハンバーグを

「自宅で、レストランレベルの美味しいハンバーグが手軽に焼けたら」、そんな願いを叶えるハンバーグセットがこちらです。

加茂川は「あか牛」で有名な日本有数の牛肉産地・熊本に拠点を構える老舗すき焼き専門店です。熊本の牛を中心に、明治創業以来確かな目利きを持って選定してきた肉だけをお届けしています。

「九州産黒毛和牛ハンバーグ」は、九州産黒毛和牛を存分に使い、職人が一つひとつ手仕事で作り上げています。あまりの評判の良さから、限定メニューから定番メニューに格上げになった逸話を持つほど。

セットのソースも、ぜひご賞味いただきたい逸品。玉ねぎとりんごの甘味が肉のうま味を引き立てます。
「白ご飯お代わりしたくなる」「ソースだけで食べたくなる」と定評があります。

ご家族の「美味しい!」の一言のために。
九州産黒毛和牛ハンバーグを、ぜひお試しください。

>>加茂川元舗のハンバーグを見てみる

まとめ

子どもも大人も大好きなハンバーグ。今回は手作り工程の大変さを軽減し、手軽に作れるコツを紹介しました。

ハンバーグは、こだわり始めればどこまでも追求できる、興味深いメニューです。肉の種類や挽き具合、塩の分量、焼き加減…、そして家庭ごとのオリジナルの味。

記事を参考に、美味しいハンバーグを今夜の食卓に乗せてみませんか。

熊本の老舗すき焼き専門店がつくる、手作りハンバーグもぜひお試しください。